シニア世代が集う「緑が丘町公民館パソコンクラブ」

緑が丘町公民館正面

「緑が丘町公民館パソコンクラブ」は、緑が丘地区のパソコンスキルを持つ有志7人が、地域住民にパソコンを教えようと一念発起し、地域住民のために作ったクラブです。

令和2年4月時点、その会員数は  616名(活動会員 459名)になり文字通り「マンモスクラブ」に成長しています。

「緑が丘町公民館パソコンクラブ」についてご紹介しましょう。

1.緑が丘町公民館パソコンクラブとは

シニア世代が対象になっており、令和2年4月時点の会員の平均年齢は、男性 76.2才、女性 71.8才です。

パソコンの普及が始まったころ、定年退職者やパソコンに縁のなかった主婦などに、ボランティアでパソコンを教えてあげようとスタートしました。

会員になる方法とは

三木市にお住まいの方、または市内でお仕事をしている方ならどなたでも申し込みができます。新規会員の募集は年1回です。申し込み受付は、3月の第1日曜日に緑が丘町公民館で行っています。

詳しくは、2月1日から緑が丘町公民館のカウンターに「会員募集要項」パンフレット(申込書兼用)が置いてあります。またポスターも掲示されるので是非確認してみてくださいね。

年1回の申し込みのみですので、注意が必要です。

会員になるのには抽選が必要?

以前は抽選に外れて一年待ちという事も多々ありました。しかし近年は定員未達のため抽選の必要がなくなりました。その理由として以下の理由があげられます。

・定年延長70才の時代になったこと

・現役時代にパソコンを習得された方が多くなったこと

・スマホ・タブレットなど様々なメディアが増え、パソコンに固執しなくても良くなったこと

2020年時点では、申し込みをすればどなたでも会員になることができます。

(ただし、募集人数より多くの応募があった場合は抽選になります。)

どんな講座が開かれている?

サークル風景

初級者コースと経験者コースの2つのコースに分けてあり、コース別に定員が定められています。対象が中高年ということもあり、専門的な講座というよりも趣味の範囲でパソコンライフを楽しもうという講座が主流です。

エクセルの講座」の場合

表計算の初歩から中級・少し高度な裏技まで

表計算以外の機能を使ってマイカレンダーの作成や画像編集など

「ワードの講座」の場合

初歩的な文章の入力方法

中級ではステップアップした文章作成

少し高度な取り組みとして、お店を紹介した画像入りのパンフレット作成

など、多様な講座があります。

現在開かれている講座の時間割表

希望すればどの講座でも受講できる?

上期・下期それぞれ、受講できる講座数は各3講座が上限です。初級者コースは1年単位、経験者コースは半年単位になっています。

経験者コースで入る場合は、既会員と同様に「会員情報システム※1」から希望講座を選択します。講座によっては希望者多数でその講座に入れないことも多々あるので注意が必要です。

「こんなことを学びたいけど、どの講座がよいですか」などの相談をすることができます。迷う場合や解らないことは「アシスタント」や「サブアシスタント」に相談してみましょう。(※1「会員情報システム」は入会後参照できます。「4.まとめ」にリンク先アドレス記載)

たくさんある講座の講師は会員の中から決めています

パソコンクラブでは、会員の中からパソコンに詳しい方に講師をお願いして講座を開設しています。講師の正式名は、授業を受ける会員のサポート、アシストをするという意味でアシスタント、講師の補佐はサブアシスタントです。便宜上、講師を「先生」と呼んでいます。授業内容は、講師の得意分野が基本の講座になっています。

パソコンスキル初心者でも大丈夫です

初歩から丁寧に指導してくれるので安心です。ただし、文字入力は「ローマ字入力」で行いますので、しっかり覚える必要があります。

また、初級者コース希望者は3月の申込時に「事前相談会」への参加が必須となっています。ただし、急用などで相談会に参加ができないなどやむを得ない場合は、申し込み当日に簡単な面談をしたうえで、相談会出席に代えることも可能です。

講費用はどのくらい必要

入会時に上期受講料として、入会金1,000円+月会費1,000円×6か月の7,000円が必要です。下期からは6,000円のみになります。

受講できる講座数は、各期3講座が上限です。1講座の受講も3講座の受講も費用は変わりません。

支払方法

各期の最初に、指定銀行の所定の口座に、半年分を一括して振り込みます。

員資格の継続について

一度会員になれば、継続して受講していれば受講資格に期限はありません。都合で受講できない期は、休部し会員資格を継続できます。休部の期間は半期ごと(4月~9月・10月~3月)です。

「会員情報システム※1」を使い各期の最初にその旨を登録すると自動的に休部となります。

ただし、休部は6期間(3年間)連続して続けることができますが、7期目に実習活動に参加できない場合は退部となります。なお、休部期間中の会費は納入不要です。

(※1「会員情報システム」は入会後参照できます。「4.まとめ」 にリンク先アドレス記載)

2.「パソコンクラブ」の歴史

2000年6月  当時の公民館館長と町内6人の発起人により開設 会員数31人で発足、講座12教室

2001年10月 「パソコンクラブホームページ」開設

2002年4月 公民館IT講座開始に伴い講師をクラブが受託

2004年4月  講座に加え新体系のサークルを9種類設置

2005年1月 「mmpc会員情報システム」を構築 クラブ業務全般をデータベース化してインターネットで閲覧・操作する方法で供用を開始

2005年6月    開設5周年記念行事実施

2006年4月    クラブで13台の新規パソコンを購入 三木市より借用のパソコンと入れ替え

2006年8月 三木市長および市幹部にパソコンクラブ紹介のプレゼンテーションを実施

2007年1月    会員相互のコミュニケーションを図る「談話室ブログ」を開設

2010年5月    創立10周年記念行事実施

2012年4月    パソコンクラブの両教室のPSを全てWin-7、Office2010に統一

2013年4月    パソコンクラブ内のペーパレス化の推進

2014年4月    パソコンクラブのホームページリニューアル

2015年9月 創立15周年記念行事実施

2016年3月 第2研修室のPC20台 Win-10機に入れ替えと同時に富士通の「瞬快」を導入

2018年3月    相談室PC14台Win-10機に入れ替え

2018年3月 第2研修室プロジェクター購入

3.会長の想い

7代目会長の古賀春幸さんにうかがいました。 (原文のまま掲載) 

『パソコンクラブは令和2年で創立20周年を迎えました。現在459名の活動会員は1日8講座の週5日、40講座に参加されています。
高齢の方が大多数とはいえ、皆さんが生き生きとした表情でお互い楽しそうに交流されているのを見るにつけ、パソコンクラブはこの地域になくてはならない存在であることに自信を持ち、のちに続く若い人たちが将来に渡って、生涯学習の場の提供を継承してくれたらと思います。』

4.まとめ

パソコンクラブのコンセプトは、「パソコンに興味を持つ同好者の集まりであって経験の交流、技術の習得向上などの自己啓発、相互啓発および会員相互の親睦を図り、地域の人間関係を広げることを目的とする(パソコンクラブ公式ホームページより)」です。

世の中は高齢化社会。高齢者にとって「今日いくところ」や「今日用事がある」という「きょういく」や「きょうよう」はとても大事なことです。パソコンクラブはパソコンをツールに「今日行くところ」や「今日用事」の受け皿として地域の活性化の一翼を担っていると言えます。興味のある方は是非一歩を踏み出してみてください。

※令和2年度は、新型コロナ対策のため、記載されている内容と異なる内容で運営しています。

詳しくは、以下のURLをご確認ください。

パソコンクラブ公式ホームページ       

mmpc会員情報システム           

パソコンクラブ「談話室ブログ」    

5.アクセス

住所: 兵庫県三木市緑が丘町中3-38

神戸電鉄 緑が丘駅から神姫ゾーンバス利用→「緑が丘公民館前」下車 徒歩1分

6.駐車場利用についてのお願い

当館の駐車場については、場内での右回り一方通行をお願いします。
また、場内での徐行、並びに、出口での一旦停止による安全確認にご協力ください。

近年、駐車場利用者の増加により、場内や出入りの際に危険な場面が増えてきております。安全のため、皆さまのご協力をお願いいたします。