三木市の子育てひろば おすすめ

2020年3月10日

子育てひろば

三木市では、子育ての悩みを気軽に相談できる場や、子育て仲間作りの場、また子どもが安心して遊べる場が数多く設けられています。

ここでは、我が子(生後2ヶ月~現在(1歳8ヶ月)に至るまで)と一緒に利用して良かった、また現在も利用中のものについてご紹介します。

これからお母さん、お父さんになられる方も、現在子育て中のお母さん、お父さんも、是非参考にしてください。

BP1プログラム

BP1プログラム(以前はBPプログラムという名称でした。)とは、初めての赤ちゃん(生後2~5ヶ月)をもつお母さんを対象に毎週1回2時間、連続4回実施されるプログラムです。

目的は以下のとおりです。

  • 親子の絆づくり
  • 子育ての仲間づくり
  • 少し先を見通した子育ての知識を得ること

近年は核家族化・少子化が進み、赤ちゃんに一度も触れる機会のないまま(育児を知る機会のないまま)親になる方も増えてきています。育児の不安を一人で抱え込み、孤独に子育てをしている方もいらっしゃるかもしれません。

このプログラムでは、話を聞くだけの講義ではなく、おしゃべりが中心です。 お母さん同士が日頃気がかりになっていることや体験談などを話し合う中で、テキストも使いながら親の役割や子育てについて一緒に理解を深めていきます。プログラムが終わるころには、お母さん同士が仲良くなり、 子育ての悩みなどお互いに聞き合える関係になっています。

私が参加したきっかけは、小児科で偶然居合わせたBPファシリテーターの方に誘われたからでした。あのとき、「絶対に損はさせません!騙されたと思って来てみてください」と自信をもって言われたことを覚えています。

プログラムが始まったときには、我が子はもうすぐ生後3ヶ月になるころで、まだまだ子どもと一緒の外出には不慣れな状態でした。オムツに着替えにと大量の荷物をかかえ、不安な面持ちで参加した記憶があります。ここでは、母子同室で、オムツ替えも授乳もその場でできました。子どもがグズっても自由にあやしたり抱っこしたりできるので、徐々におおらかな気持ちでいられるようになりました。子どもと2人で外出する訓練にもなった気がします。

プログラムで学んだことのひとつが、赤ちゃんのときに「愛されている、守られている」と安心して過ごせるか否かが、後の心の発達に大きく影響するということでした。安心できることで、心の安定に繋がります。0歳のうちに生きる希望が生まれ、さらに1~2歳で自分の心を自分でコントロールする力が芽生えてくるそうです。心の発達はもうすでに始まっていて、親子の絆が心の発達に大きく影響することを知りました。

ここで知り合えたお母さんたちとの交流は今も続いており、大切な子育て仲間になりました。

  • 参加費用:テキスト代のみ
  • 申し込み:要
  • 定員:10組
  • 日時・場所:広報みきにてご確認ください

児童センター

ここからは、三木市立教育センター1階にある、児童センターについてご紹介します。

児童センター 遊戯室
児童センター 遊戯室

児童センターで、乳幼児が遊べる部屋(スペース)は3つあります。

  • 遊戯室
  • プレイルーム
  • 絵本コーナー

遊戯室

遊戯室では、年齢に関係なく遊べるようになっています。滑り台やトランポリンなどで体を動かして遊ぶこともできますし、おままごとやパズル、工作などもできます。おもちゃの多くが1つの部屋に集められているため、部屋を移動することなく親の目の届く範囲で遊ばせることができます。後述する「赤ちゃんあつまれ」や「みんなで遊ぼう」のキャラバンでも使用される部屋です。

プレイルーム

児童センター プレイルーム
児童センター プレイルーム

プレイルームは遊戯室と隣接しており、1枚のドアを隔てて移動できます。ボールプールや木のおもちゃなどで遊べます。また、後述する子育てキャラバンの「ファースト」でも使用される部屋です。

絵本コーナー

遊戯室から廊下に出ると、絵本コーナーが見えます。絵本は借りることもできます。

児童センター 絵本コーナー
児童センター 絵本コーナー

その他、小学生専用の部屋や食事室があります。食事室では授乳もできます。外に出ると、砂場にブランコ、最近新しくなったアスレチックのような遊具もあります。

児童センター 外の遊具
児童センター 外の遊具

スタッフも気軽に声をかけてくださいますし、お忙しい中でも笑顔で我が子の相手になってくださるので、我が子はとても嬉しいようです。到着早々、真っ先にスタッフのところへ駆け寄るほどです。 手作りのおもちゃも置いてあるので、より温かみを感じます。

ここへ来ると、家では気づかない我が子の一面を知ることができ、面白いです。家では、いつも思い通りに遊べる我が子も、児童センターに行けば他の子もいるので、思い通りにいかないことが多々あります。そんなとき、すぐに私に助けを求めることもあれば、隙をみておもちゃを奪い取り、渡すもんかと言わんばかりに部屋の隅っこの方へ行ってしまうこともあります。

次に、「子育てキャラバン」についてご紹介します。

子育てキャラバン

子育てキャラバンとは、親子で参加できるイベントで、「ファースト」「赤ちゃんあつまれ」「みんなで遊ぼう」の3種類があります。児童センターで開催されるときもあれば、三木市内の各公民館で開催されるときもあります。

ファースト

生後3~5ヶ月の赤ちゃんとその保護者を対象にしたキャラバンです。以前は、1回1時間の全3回開催されていましたが、今は全2回に変更されています。後述の「赤ちゃんあつまれ」に参加する前段階のキャラバンです。児童センターがどんなところなのかを知ることができます。

近い月齢の子をもつお母さんと知り合うことができます。子どもの多くがまだねんねの頃なので、お母さん同士、ゆっくり話すことができます。また、手遊びを教えてもらったり、手作りのおもちゃも作ったりして楽しめました。

保健師が参加されますので、気になることは何でも相談できます。

  • 参加費用:無料
  • 申し込み:要
  • 定員:10組
  • 日時:10:00~11:00
  • 場所:児童センター プレイルーム

赤ちゃんあつまれ

0歳児の赤ちゃんを対象とするキャラバンです。毎月1回開催され、時間は1時間半です。赤ちゃんが遊べるようなおもちゃが用意されており、自由遊び、親子遊び、またスタッフによる絵本の読み聞かせがあります。

我が子にとって1時間半という時間は長かったです。最初は元気良く遊ぶのですが、途中で疲れてぐずりました。でも、スタッフを含め、周りにいらっしゃるお母さん方はとても優しかったです。毎回途中でぐずるだろうと分かっていても、気にしすぎることなく参加していました。

保健師、栄養士、臨床心理士、作業療法士も随時参加されますので、子育ての悩みなど、気軽に相談できますよ。

  • 参加費用:無料
  • 申し込み:不要
  • 日時・場所:広報みき、もしくは児童センターだよりにてご確認ください

みんなで遊ぼう

みんなで遊ぼうのときに作ったトンボ
工作で作ったトンボ

何歳からでも参加できるキャラバンです。0歳児の赤ちゃんも参加できますが、上のお兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒に連れて来られる赤ちゃんが多いようです。ボランティアの方も参加されて、子どもたちを見守ってくださいます。児童センターだけでなく、三木市内の公民館でも開催されるため、おうちの近くの公民館に行けば、近所のお友だちと知り合うことができます。

どの開催場所でも様々なおもちゃが用意されており、自由に遊んだあとは、みんなで集まって親子遊びをし、工作もします。スタッフによる絵本の読み聞かせもあります。 時には、リズム遊びをすることもあり、楽しいですよ。児童センターで開催されるときのみ、お誕生日会があります。

夏の間は水遊びもしました。気温が30度を超えているような日は、室内で軽く水遊びできるよう設備が整えられており、安心して遊べました。

こちらも赤ちゃんあつまれと同様、保健師、栄養士、臨床心理士、作業療法士が随時参加されます 。

  • 参加費用:無料
  • 申し込み:不要
  • 日時・場所:広報みき、もしくは児童センターだよりにてご確認ください

吉川児童館

吉川健康福祉センター3階にある、吉川児童館についてご紹介します。

吉川児童館 遊戯室
吉川児童館 遊戯室

3階にあるため、日当たりがとても良いです。児童館で乳幼児が遊べる部屋(スペース)は4つあります。

  • 遊戯室
  • キッズルーム
  • 図書コーナー
  • 円形のスペース

遊戯室

遊戯室には、滑り台など、体を動かして遊べるおもちゃと、おままごとセットやぬいぐるみなどが用意されています。

キッズルーム

キッズルームには、ボールプールやブロック、車のおもちゃなどが用意されています。

吉川児童館 キッズルーム
吉川児童館 キッズルーム

図書コーナー

遊戯室の奥へ進むと図書コーナーがあります。図書は借りることもできます。

円形のスペース

まるで隠れ家のようです。円に沿って座れるようになっています。

円形のスペース
吉川児童館 円形のスペース

他にも、小学生専用のクラブルームに、授乳室があります。 食事室はありません。

我が子にとっては、児童館の中が探検できる作りになっているので楽しいようです。また、三木の児童センターのものとは異なるおもちゃが置いてあるので、興味津々で触っています。

こちらのスタッフも、私たちが到着したときには温かく迎え入れてくださいます。我が子も優しく声をかけてもらい、怖がることなく堂々と入って行きます。

ぐんぐんひろば

1歳児対象のプログラムです。毎月1回、年間12回開催され、時間は1時間です。自由遊び、工作、親子ふれあい遊び、絵本の読み聞かせがあります。運動あそびなどもする予定です。吉川児童館は三木市の市街地から離れていることもあり、このプログラムは吉川にお住まいの参加者が多い気がします。

プログラムの最中でも我が子は自由に動き回るため、思うように参加できていないことも多いのですが、工作に関してはプログラム終了後でもスタッフが丁寧に対応してくださいます。

  • 参加費用:1期300円(1年3期制)
  • 申し込み:要(募集期限があります)
  • 定員:12組
  • 日時:第3木曜日 10:30~11:30
  • 場所:吉川児童館

他にも、0歳児対象の「あかちゃんひろば」や、何歳でも参加できる「わくわくひろば」があります。こちらも、保健師や栄養士が参加されます。また、申込制のプログラムとして「なかよしひろば」もあります。詳細については、吉川児童館のホームページをご確認ください。

乳幼児教室(緑が丘公民館)

ここでご紹介するのは、緑が丘公民館で開催されている、1歳から4歳くらいまでの乳幼児向けの教室です。

4月から1年間、毎月1~2回のペースで開催されます。近所の同年代の子どもと知り合うことができ、お母さん同士、友だちづくりや情報交換を通じて、みんなで子育てを楽しめるようになっています。

お誕生日会、運動会など公民館で行われることもあれば、いちご狩りや消防署の見学、近くの幼稚園で遊ぶ、など外で行われることもあります。他の子どもたちを通じて刺激を受けるせいか、前回の教室ではできなかったことが、今回の教室ではできていた、ということもありました。

  • 参加費用:1,000円
  • 申し込み:要
  • 定員:なし(募集期限があります)
  • 日時:月2回 10:00~12:00
  • 場所:緑が丘公民館 2階中会議室

なお、三木市内の他の公民館(別所公民館、自由が丘公民館、青山公民館など)でも乳幼児教室は開催されています。詳しくは、お近くの公民館にお問い合わせください。

しんわおはなしかい

しんわおはなしかいとは、神和認定こども園にて、毎月2回開催される絵本の読み聞かせの場です。

子どもの年齢に応じた絵本を読んでもらいます。時折手遊びもします。

ここでは、絵本の紹介もしていただけるので、家で我が子に読み聞かせる本の参考にしています。また、手遊びは、不機嫌なときや、退屈しているときなどにも使えるので、なるべく覚えて帰るようにしています。子どもは普段からよく走り回りますが、手遊びの最中は、じっとして待ち構えています。また、お母さん同士で話せる時間もあります。もちろん、子育ての悩みや困り事などに対して、 こども園の先生からアドバイスもいただけます。

おはなしかい以外にも、神和認定こども園では月1回、妊婦さんや1歳くらいまでの子どもをもつお母さんが対象の「プレママおしゃべり会」があります。また、平日の午前中は園庭が開放されており、遊具などで遊ぶこともできます。

ぶくちゃんくらぶ

絵本

ぶくちゃんくらぶとは、絵本サークルです。毎月2回開催されていますが、絵本の受け取りを主な目的としているため、基本的にはどちらか一方に参加します。

サークル活動としては、月刊絵本の受け取り、絵本タイム(絵本の読み聞かせに手遊び)、お母さん同士のおしゃべりです。和室で行われるので、子どもにとっても過ごしやすいです。ここで扱われるのは、多くの読者、幼稚園や保育園の先生たちに支持され、愛され続けてきた福音館書店の絵本です。幼児向けの個性豊かな新作の絵本を1冊440円で購入できます。年間にしても5,280円とお買い得です。

家に絵本があるといつでも読めますし、繰り返して読んであげられます。我が子の場合、遊びのひとつとして絵本があるようです。外では落ち着きなく走り回っている我が子ですが、家では1冊につき何回も繰り返し読んで欲しいと言ってきます。読んであげれば読んであげるほど、絵本に興味が湧いてきました。一度、見学に来てみてください。

  • 参加費用:無料
  • 申し込み:不要
  • 日時:第3木曜日/第3木曜日の翌日の金曜日 10:00~11:30(絵本タイムは10:30~11:00)
  • 場所:第3木曜日は「コミュニティスポーツセンター 1階和室 」/第3木曜日の翌日の金曜日は「三木南交流センター 2階和室」

ファミリーサロン にこにこ

ファミリーサロン にこにことは、毎月1回、緑が丘公民館が提供する子育てひろばです。

緑が丘在住のボランティアの方がアットホームな感じで待っていてくださいます。和室で開催され、いろいろなおもちゃが用意されているため、子どもたちものびのびと自由に遊ぶことができます。

毎回飽きずに楽しめるように、内容を変えて開催されています。9月は木のおもちゃを用意していただけるそうですよ。決められたことをする必要はなく、アットホームで自由な時間を過ごせます。お母さん同士でおしゃべりしてもいいですし、ボランティアの方に話を聞いてもらってもいいのです。ボランティアの方は、育児のことに限らずどのような話でも聞いてくださいます。

時には、工作もしました(牛乳パックで音の鳴るおもちゃを作ったり、折り紙でクリスマスツリーを作ったり)。 一番最後に 絵本の読み聞かせがあります。

申し込み不要で、時間内であればいつ行ってもいいので、思い立ったときに気軽に参加できます。

  • 参加費用:無料
  • 申し込み:不要
  • 日時:毎月第3金曜日 10:30~12:00(何時に入ってもOKです。)
  • 場所:緑が丘公民館 2階和室

ほっぺ

ここでは、私が利用したよちよちほっぺについてご紹介します。

よちよちほっぺ

1~2歳児の親子が対象のプログラムです。毎月2回開催され、時間は1時間半です。自由遊び、工作、絵本の読み聞かせなど他の1歳児対象のプログラムと類似した内容になっています。

なお、年に数回、外部から専門家を呼んで子育てに関して必要な知識を得ることができます。 私が参加したときは、言語聴覚士からことばの発達についてお話を聞くことができました。

有料ではありますが、申し込み不要なので、思い立ったときに気軽に参加できます。

  • 参加費用:600円(年間登録者は500円)
  • 申し込み:不要
  • 日時:第2、第4木曜日 10:00~11:30
  • 場所:ハートフルプラザ3階

その他にも2歳以上~未就園児の親子が対象のプログラムや、0~1歳児の親子が対象のプログラムなど、親子で一緒に楽しめるものや、親と離れて子どもだけで取り組めるプログラムなども用意されています。詳細については、ほっぺのホームページをご確認ください。

まとめ

いかがでしたか?三木市にも、たくさんの子育てひろばがあるということを知っていただく機会になれば嬉しいです。月齢制限などで参加できないものもあるかと思いますが、少しでも興味の沸いたものがあれば是非利用してみてください。

私がまだ利用できていないため、ご紹介できなかった子育てひろばはまだまだあります。

  • コープのうっきっきー
  • おおきなき
  • ママのおしゃべりタイム

など。

これらについても利用する機会があれば、またご紹介できればと思っています。

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Posted by maeda