三木市周辺のお花のスポット④小野のコスモス畑

秋のさわやかな風に揺れながら咲くコスモス。「秋桜」と書いてコスモスと読むように、まさに日本の秋を代表する花と言えますね。10月から11月にかけてあちこちで見かけるコスモスですが、小野のひまわり公園ではこの時期に広大なコスモス畑が登場します。夏のひまわりとはまた違う趣がありますよ!
コスモスについて
コスモスってどんな花?

コスモスはキク科コスモス属の植物で、もともとはメキシコの高原に咲いていた野の花です。コロンブスがアメリカ大陸を発見した時代に、植物調査隊が種をメキシコからスペインに持ち帰ってコスモスと名づけたと言われます。
コスモスは一年草なので、咲き終わるとその年限りで枯れてしまいます。花が咲き終わった後にたくさんの種ができるので、この種が土に落ちて発芽してまた翌年に花を咲かせます。家で育てる場合は、秋に採った種を翌年の春から夏に種をまくと、簡単に発芽してきれいな花を咲かせてくれますよ!
コスモスの名前の由来

コスモスの名前はギリシャ語で 「秩序」「調和」を意味する 「 kosmos 」にちなんでいます。 また スペイン語では「cosmo」には、「宇宙」の意味があります。コスモスの花びらは左右対称に整然と並んでいて、まさに秩序や調和を感じさせますね。また無数に集まって咲く様子が宇宙の星のようにも見えたのでしょう。ロマンがあって、コスモスの花にぴったりの名前ではないでしょうか。
コスモスの花の特徴
花の特徴

コスモスは8~10枚の花びらが一重に咲くものが一般的ですが、中には半八重や八重咲のものもあります。また品種改良で花びらにフリルのような切れ込みが入っているものや、咲き開かずに筒のように咲くものも出できました。花の色は白・ピンク・赤ですが、これもまた改良されて、黄色や白に赤の縁取りなど、さまざまな色合いのコスモスも登場しています。
葉や茎の特徴

コスモスは細い茎が長く伸びて 40~100cmの背丈になります。背が高いコスモスが風にしなやかに揺れる様子はとても優雅で、 葉も茎と同じように細いので全体的に華奢な雰囲気がありますね。強い風が吹くと倒れてしまいそうですが、見た目とは違って意外と強いです。地中に張った根っこでしっかり支えているので、少々の風では倒れることはありません。
コスモスの花言葉
コスモスの花言葉は、「 調和」、「乙女の純真」、「謙虚 」です。どれもコスモスの花姿からイメージされた花言葉ですね。コスモスには色別にもステキな花言葉があるので、ひとつひとつご紹介します。
ピンク色のコスモス

ピンク色のコスモスの花言葉は「乙女の純潔」です。柔らかなピンクの色合いの花の姿から、優しくて美しい乙女を連想させる花言葉ですね。コスモスの中ではこのピンク色が一番よく見かける色かもしれません。乙女の淡い恋心を感じさせる可愛らしさがあります。
白色のコスモス

白色のコスモスの花言葉は 「優美」、「美麗」、「純潔」 です。純白の花は、清楚な純真さと、凛とした美しさがあって、真っ青な青空を背景に咲いている様子にはとても爽やかな雰囲気がありますね。濁りも汚れもない美しい花を見ていると、私たちの心も浄化されるような気がします。
赤色のコスモス

赤色のコスモスの花言葉は「乙女の愛情」、「調和」です。真っ赤ではなくて、少し紫ががった濃いピンクのコスモスが多いのですが、赤というとやはり愛のイメージ。そして人を愛する気持ちが調和を生みます。コスモスの花は淡い色合いが多い中で、このような濃い色合いの花が数輪あるだけでも引き締まって、またピンクや白を引き立てる役割もしてくれますね。
小野市ひまわり公園のコスモス畑

最近では田畑の休耕地を利用したコスモス畑が増えて、地元の人たちの協力で、道行く人を和ませてくれるコスモス畑があちこちに見られるようになりました。小野市のひまわり公園でも、秋は広大なコスモス畑が登場します。その年によって見頃の時期は違ってきますが、だいたい10月~11月頃に満開を迎えて、多くの人が訪れる名所になっています。切り花として持ち帰ることができる期間も設定されていますので、HPで確認して行ってみてくださいね!
ひまわり公園へのアクセス
住所:小野市小野市浄谷町1545-321
お問い合わせ:ひまわりの丘公園パークセンター(管理事務所) TEL: 0794-62-1147
開花情報は公式HPを参照してください。
まとめ

爽やかな青空の下で風にゆらゆらと揺れているコスモスを見ていると、心も癒されてとても幸せな気持ちになりますね。秋はあっという間に季節が進んで、すぐに寒い冬がやってきます。お天気がいい暖かい日を見計らって、柔らかな秋の日差しを受けて優しく咲くコスモスを見に、ぜひ出掛けてみてくださいね!







