三木市周辺のお花のスポット②ひまわりの丘公園

2020年1月30日

暑い夏でも元気に咲くひまわりは、誰もが知っている花の一つですね。三木のお隣の小野市には、一面にひまわりが咲く場所、その名もひまわりの丘公園があり、今や人気のスポットになっています。そんなひまわりについてご紹介しましょう!

ひまわりの花について

ひまわりはどんな花?

ひまわりはキク科の一年草です。開花時期は7月~9月。ビタミンカラーと言われる鮮やかな黄色い花びらが、まるで太陽のように咲き開く様子は、私たちにパワーを与えてくれます。幼い頃に虫取り網を持って、ひまわり畑を走り回った遠い記憶がある方も多いのではないでしょうか。このひまわりには黄色い花だけではなく、オレンジや褐色の花が咲く種類もあります。また、背丈も30cmと可愛いサイズのものから、大きいものでは3mほどまで成長するものもあります。

ひまわりは本当に太陽に向かって咲くの?

ひまわりは、漢字では「向日葵」と書きます。太陽の動きに合わせて花も動く、と言われていますが、まだ花か咲かない若いうちは、太陽がある方向に葉が広がっているのですが、花が開く頃には葉も花も動かなくなります。だからほとんどが東方向を向いて咲いているというのが実際の様子です。でもたまに1本だけ西を向いている、あまのじゃくなひまわりも見かけますよね。

ひまわりの種は?

ひまわりの種は、一つの花からおよそ1500~3000個も採れて、食用にもなります。種を搾ってできる油はサンフラワーオイルとして広く利用されていて、アメリカや中国では種をおやつとして食べる習慣もあります。アメリカ大リーガーの選手が、試合中にモグモグとひまわりの種を噛んでいる、ということもあるのだとか。日本では、リスがひまわりの種を食べる可愛いシーンを見かけることもよくありますね。

ひまわりの丘公園について

三木市の隣、小野市にあるひまわりの丘公園には、7月になると380万本ものひまわりが一面に咲く、広大なひまわり畑があります。最近ではインスタ映えするということで、県内だけでなく全国から多くの観光客がひまわりを目当てに訪れています。国道175線沿いに広がる大きな公園の敷地内には、新鮮な野菜が販売されている農協の直売場や、遊具がたくさんあって子供に大人気のわんぱく広場もあり、いつも多くの人でにぎわっています。

ひまわりの見頃はいつ?

ひまわりの丘公園のひまわりの見頃は、 7月中旬~下旬までと少し短めです。というのは、秋にはコスモスを咲かせるために、少し早めの7月末には刈り取られてしまうからです。そのため、他の地域でひまわりが話題になる頃に行くと見逃してしまうこともあります。公式HPでは開花状況も確認できますので、行かれる際にはぜひチェックしてみてください。また、風にゆれるコスモス畑もステキなので、季節を変えてぜひ訪れてみてくださいね。

ひまわりの丘公園へのアクセス

住所:小野市小野市浄谷町1545-321

お問い合わせ:ひまわりの丘公園パークセンター(管理事務所) TEL: 0794-62-1147

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復興のシンボル「はるかのひまわり」

阪神大震災で犠牲になった加藤はるかさん(当時11歳)が住んでいた家の跡地に、ひまわりの花が咲きました。そしてやがてその種が全国各地に広がって、中越地震や東日本大震災の被災地でも元気な花を咲かせています。神戸に咲いたひまわりは、「はるかのひまわり」と呼ばれて復興のシンボルとされています。

天皇陛下の和歌にも詠まれる

平成31年1月の「歌会始の儀」で、当時の天皇陛下、今の上皇陛下が、「贈られし ひまはりの種は生え揃ひ 葉を広げゆく 初夏の光に」と詠まれて、被災者に心を寄せられました。平成17年の追悼式典に出席された陛下は、被災者の遺族から受け取った「はるかのひまわり」の種をお住まいに植えられました。その後毎年種を採られてひまわりを育ててこられた陛下。退位を前にして、大きな災害が多かった平成に思いを馳せられたのでしょう。

まとめ

昔から馴染み深いひまわりの花。空に向かってすっくと立ち上がり、元気に黄色い花を咲かせている様子を見ると、私たちもがんばらないと!と前向きに気持ちになりますね。三木から近い場所に、こんなにステキなひまわり畑がありますので、ぜひ開花シーズンには訪れてみてください!