「放デイ」にようこそ!~行事の紹介(夏祭り編)~

「放デイ」とは、放課後等デイサービスの略称です。こちらでは「放デイ」の施設をご紹介します。施設にもさまざまあり、お子様やご家族にあったサービスの施設を選ぶことができます。施設によって提供される設備や目的などが異なりますので、ぜひ子供たち、そしてご家庭にあった施設を探してくださいね。まずは、放課後等デイサービスに通うことのできる子供たちを紹介します。そして、今回のイベント活動の紹介は、「夏祭り」です。

放課後等デイサービスに通うことのできる子供たち

放課後等デイサービスに通うことのできる子供たちとは、受給者証を取得した子供たちです。障害者手帳や療育手帳を持っている子供たちだけではなく、専門家の意見書により放課後等デイサービスが必要と認められた子供たちです。市町村から発行される受給者証を取得することで通所することができます。

また、放課後等デイサービスに通うことのできる子供たちは、就学児童(小・中学生と高校生)の6歳から18歳です。例外として、その後も引き続き放課後等デイサービスが必要と判断された場合は、20歳まで延長利用することが可能です。

放課後等デイサービス施設のタイプ

放課後等デイサービスの施設のタイプをご紹介します。①②③タイプが複合されている施設もあります。

①習い事タイプ

興味のある内容に特化した習い事タイプの施設です。運動や音楽、習字や絵画など習い事感覚で利用できる放課後等デイサービスです。好きなことを伸ばすというのも大切なことです。また、就労に備えたパソコン作業訓練を備えた施設もあります。

②学童保育タイプ

アフタースクールや学童と呼ばれるサービスのように、比較的自由に過ごす時間の多い施設です。自由に宿題をしたり、遊んだりする時間が多く、日常生活に必要な能力を身につけることを目的としています。

③療育タイプ

専門的な療育を行っている施設です。行動面や学習面、コミュニケーション能力の向上を目指します。一人ひとりにあった療育プログラムが作成され、プログラムに沿った療育を行い、社会生活に適応する能力を身につけます。

イベントの紹介「夏祭り」

長い夏休みの終わりのイベントは、みんなが楽しみにしている「夏祭り」です。さまざまなことにチャレンジします。夏祭りの内容をご紹介いたします。

ゲームコーナー

下記のゲームを楽しみ合計点数を、最後に発表しました。

①たこ焼きキャッチ

たこの口からたこ焼きが転がり、転がってきたたこ焼きをキャッチして遊びます。目的として、転がってくるたこ焼きを観察し、転がってくる位置を想像し、そしてキャッチすることで、運動能力の連動を図ります。子供たちは、キャッチすることも楽しみましたが、転がす方にも興味を示していました。

②わなげ・玉入れ

わなげも玉入れも点数が書いてあり、点数ごとに競います。小さい子供たちは、入れることを楽しみ、高学年以上になると計算することも楽しみました。そして、力加減をすることが難しい子供たちが、力加減をすることで、高得点がとれる喜びを感じます。

③魚釣り

こちらは、魚を子供たちに作ってもらいました。画用紙の魚にクリップをつけ、点数もつけて、釣りを楽しみます。海の生き物、魚だけではなく、タコやヒトデ、カメやアンモナイトなども作っていました。そして、子供たちが作ったため、点数計算が複雑になってしまい、こちらは、先生方が計算しました。

食べ物コーナー

夏祭りらしく、食べ物コーナーは、たこ焼き、かき氷、たこせん、ポップコーンを用意しました。

たこ焼きは、冷凍のたこ焼き。かき氷は、イチゴとメロンのシロップにぶどうのカルピスなど。たこせんには、子供たちの名前やキャラクターをソースで描きました。ポップコーンは、塩とカレー味を用意し、それぞれが自分でカップにすくい入れます。

子供たちは、自分が食べたい順番に自分で選んでほしい食べ物を注文します。自分の気持ちを伝える訓練、コミュニケーションを通して楽しみました。そして、目新しいものを好まない子供たちが多い中、1つずつチャレンジもしています。この度は、ポップコーンがはじめての子供もいました。好きなものが増えることも大切なことと思っております。

夏祭りを通して、ゲームコーナー、食べ物コーナー共に子供たちの成長が感じられました。楽しい気持ちをお友達と共有し、順番を守り、さまざまな努力する子供たちの姿に感動です。この夏もひとまわり成長した子供たち、いよいよ2学期スタートです。

まとめ

放課後等デイサービスの施設は、お子様やご家庭の環境にあった施設を選ぶことができます。複数の施設を利用する子供たちも多いです。複数の施設を利用することで子供たちの経験が増え、成長につながるのではないでしょうか。さまざまな体験を通して一人ひとりの成長を見守ることのできる環境を見つけるヒントとなれば、うれしいです。